ネコラム

Posted On 11月 19, 2017 at 12:00 am by / あげすぎると危険?またたびの与え方 はコメントを受け付けていません。

猫が酔っ払ったように見えるまたたびの謎

「猫にマタタビ」という言葉があるように、猫が他の食べ物とは全く違った反応を見せるのがまたたびです。
またたびは自然界に普通に存在している植物の一つで、自生しているまたたびの実のニオイを嗅いだだけでも猫は正気をなくしたようになります。

このまたたびを嗅いだときの反応が、まるで人が泥酔しているときのようにも見えることから、猫にとってのアルコールやドラッグといったように言われることもあります。

まずまたたびとは何かということから説明をすると、これはキウイフルーツと同じくマタタビ科の植物の一つで、日本では北海道~九州まで幅広く自生しています。

毎年6~7月ころに開花をし、11月頃には葉が全て落ちてしまうツル性の落葉樹です。
山林では大きな木に巻き付くようにして大きくなっているところが多く見られており、猫に与えるときには枝の一部を切り取って与えるのが一般的です。

なぜ猫がまたたびに反応するのかということについては、実はまだ完全に研究で明らかになっているわけではありません。
他の動物は反応しないのに、ネコ科の動物にだけ独特の症状が出るというのは非常に不思議です。

また同じ猫であっても非常にニオイに弱く、ほんのちょっとの量で前後不覚になるようなものがいる一方で、全く興味も示さないというものもいます。

猫の中でもまたたびの効果が出やすいのはメスよりもオスの方で、実験によるとまたたびを与えたオス猫の3割、メス猫の1割り程度が泥酔状態になったといいます。

ちなみにネコ科動物であれば同様の症状が出るということもわかっており、ヒョウやトラ、ピューマなどといった肉食猛獣もまたたびを与えることで大人しく、飼い猫のような仕草をするようになります。

またたびによって健康被害が起こる可能性は?

あまりにも効果がありすぎるがために、またたびを猫に与えるのは危険なのではないか?という意見が聞かれます。
もし人におけるアルコールやドラッグと同じようなものなら、常用することで依存症になってしまうのではないかと思ってしまいます。

しかし結論から言うと、またたびはそうした依存性の強い嗜好品とは異なり、猫の性的興奮を促す媚薬のようなものと考えられています。

またたびを摂取した猫は中枢神経が麻痺をしてしまい、ちょうど性的に興奮をしたのと同じような体の変化が起こります。
具体的には喉を鳴らす、目を細める、よだれを流すといった恍惚した表情です。

基本的にはその効果は数十分までのもので、それで何らかの健康被害が起こることはありません。
しかし中枢神経に働きが起こることにより、効き目がありすぎると呼吸機能が制限され呼吸困難を起こして亡くなってしまう事例も起こっているようです。