ネコラム

Posted On 6月 26, 2017 at 12:00 am by / 猫のいびき はコメントを受け付けていません。

猫の睡眠の様子といびきが起こるしくみ

「猫」という名前はもともと「寝る子」ということから来たと言われるほど、猫は一日の睡眠時間が長い動物です。
平均的な睡眠時間は一日15時間程度とも言われており、猫を飼い始めたものの一日中寝てばかりで寂しいという人もいるようです。

慣れた猫になってくると、すっかり野生をなくした様子でまるで人間のような眠り方をしていることもよくあります。
人間とごく近いところでぐっすりと寝る飼い猫も珍しくなく、眠っている口元に耳を近づけてみると、「スピッスピッ」と細かく寝息を立てているのがわかります。

中には「うちの猫はまるでおっさんみたいにグーグーいびきをかいている」なんてことを楽しそうに報告される人もいますが、実は猫にとっていびきはあまり望ましい症状ではありません。

猫ばかりでなく人間でもいびきはなるべくかかないで睡眠をとる方がよいとされており、あまりにもいびきが大きい人は「睡眠時無呼吸症候群」を発症し突然死をしてしまうリスクが高まります。

そもそもなぜいびきが起こるかというと、睡眠時に鼻腔や気道が圧迫されることによって空気の通り道が狭くなり、そこを空気が通り抜けるときに音を発するようになるからです。

細い管に強い力で息を吹き込むと「ブー」といった音がしますが、通り道の狭さに対して圧力の高い空気が通るとその時に音が発生する自然現象です。

つまり通常であれば十分に開放されているはずの鼻腔や気道が、何らかの原因によって圧迫され狭くなったときにいびきが起こりやすくなるということになります。

眠っている姿勢は人も猫も常に一定ではないため、寝相によって一時的にいびきが発生するということはよくあります。
問題なのはそれが慢性化している場合で、あまりにもひどい場合には鼻や喉の部分に何らかの病気が起こっていることが考えられます。

特に肥満気味の猫ではいびきが起こりやすいということがわかっていますので、標準よりも太り過ぎている猫がいびきをするようになったら要注意です。

猫は実は熟睡していません

最初に猫は一日平均15時間程度寝ると書きましたが、これは15時間ずっと熟睡しているわけではありません。
健康な猫の場合、熟睡状態となる「ノンレム睡眠」に入れるのは睡眠時間中の約3時間程度とされています。

つまりそれ以外の時間は浅い眠りの「レム睡眠」をしているということで、この時は物音がしたり気配に異変が起こったりするとすぐに目を覚まして反応します。

いびきをかいているときというのは睡眠状態が浅い状態にあり、いびきが長く続くほどそれだけ睡眠の質が落ちてしまうということになります。

たかがいびきと思っていると思わぬ病気のもとになってしまいますので、早めに獣医さんに相談しましょう。